素材メーカー山本化学工業(大阪市)の山本富造社長が4日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブの会合で講演し、国際水泳連盟(FINA)の新規定に適合する織物の「高速水着」素材を10月に発売すると発表した。
ラバー素材の開発で培った親水性を高める技術を繊維に応用し、水中での摩擦抵抗を抑える。また、体温を水に奪われないよう熱を遮断することで運動によって筋肉にたまる乳酸を減らし、体力を消耗しにくいという。
FINAが7月末、新型の高速水着を制限するためにラバーやポリウレタンなどの素材を禁止し、織物のみとする新規定の概要を発表していた。
同社は新素材について10日に記者会見する。
山本社長はFINAが今年に入り、水着に関するルールをたびたび改定したことについて「(英国の)スピード社とFINAの一体感があり過ぎ、(同社の意向で)ルールが変わる」と批判。「フェア(公正)に技術革新することが大事だ」と強調した。
2009/08/04 18:30 【共同通信】